アメリカ西海岸の旅2011 Day2 セコイア国立公園

アメリカ西部の旅/West

2011年4月23日

今日はいよいよ「現存する地上最大の生物」に会いにいきます。
現存する地上最大とは、どれだけ大きい生物なのか心が躍りませんか?

ホテルで軽い朝食を済ませ、セコイア国立公園へ向け出発。
数分で国立公園の入口「Ash Mountain Entrance」に到着。

入園料を払おうと思ったらなんとこの日は無料でした。

車で山道を登っていくとなにやら奇妙な岩が出てきました。
Tunnel Rockと呼ぶそうです。

Tunnel Rock:昔はここを車で通行していたようです。

途中の工事渋滞を経て約1時間で『地上最大の生物』がいる場所に到着したものの、まだ雪が残っているため駐車場は閉鎖中。※ビジターセンターでもらった地図には夏の間だけの駐車場と書いてありました。

どうしたものか悩んでいると何台もシャトルバスが通りすぎていくので付いていくとロッジポールビジターセンター/Lodgepole Visitor Centerからシャトルバスで行けることがわかり一安心です。

シャトルバスを待ってる間に飛んできた青い鳥。ステラーカケス/Steller’s Jay

ステラーカケス/Steller’s Jay

シャトルバスを降り雪が残るトレイルを滑って転ばないように慎重に歩を進めます。
もう4月で春だというのに山はまだまだ雪深くそして寒いです。
それもそのはず、ここは標高約2000mもあります。

ようやく「地上最大の生物」とご対面の時がきました。ジャジャーン。タラー/Ta-dah。

地上最大の生物はこのジャイアントセコイアという木です。この木には『シャーマン将軍の木』と名づけられてます。どれだけ大きいかこの写真でわかりますか?わかりにくいかもしれないので、幹ズームアップ。これでどうでしょうか。幹でかーっ。

これではどうでしょう、夫婦で記念撮影。幹でかっでかっー。

これが一番大きさがわかりやすい1枚かもしれません。

シャーマン将軍の木/General Sherman Tree
何が最大なのか所説あるようだが、幹の体積から「地上最大」となっているようです。
体積は約1487㎥、幹の重さは推定1385トン、高さ83.8m、根本の直径11m、根本に周囲31.3m、推定樹齢は2300~2700年。

地上最大の生物は確かにバカでかく想像をはるかに超える大きさでした。自然の圧倒的スケールの前に脱帽し悩みも一気に吹き飛びます。

そういえば、こういう所に来ると必ず聞こえてくるのが「ワーオ!」と感嘆の声が聞こえてきますが、ここでは聞いてないなー。恐らくでかすぎて声も出なかったのでしょうか。私は相も変わらず「うっわー」と日本風の驚きの声を上げてました。「うっわー」

残雪の残るトレイルを歩き巨木を眺めます。

当初の予定では、更に山奥に入って2時間近くかかるトレイルをハイキングする予定でしたが、トレイル入口も雪に閉ざされており、入っていけません。今年の春の訪れは遅いのでしょうか、今回はあえなく中止に。

これは切り株。この切り株から約80回もの山火事にあっている事がわかるそうです。
セコイアは山火事のおかげで何千年もの間、生き延びているそうです。

トレイル上に倒木がありその倒木に穴をあけて通れるようにしています。
倒木に無数に名前が書きこまれています。見る限り日本の公衆トイレに書かれている「夜露死苦」系はないようです。(時代が古いですか。)

楽しみにしていたハイキングを中止したためこの後は、シャトルバスでビジターセンターに戻り今日の宿泊地であるサンタ・ネラに直行します。山とはうって変わって下界はいい天気でした。

今日の宿泊地はセコイア国立公園から北西にあるサンタネラという町。車で3時間。今夜泊まるホテルは「クオリティー・イン・サンタ・ネラ/Quality Inn Santa Nella On I-5」

クオリティー・イン・サンタ・ネラ/Quality Inn Santa Nella On I-5:次の日に撮影

いつもの旅のごとくただ寝て、無料の朝食を頂くだけのため、ホテルで楽しむ時間は今回もありません。こんなプール付きのホテルに泊まっていたとは、チェックアウトするときに気がつきました。

旅はまだ続きます。

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